「ペロシ元下院議長は、アメリカ大統領との会談や会話の秘密を尊重する」と、スポークスマンは語った。ペロシ元下院議長は、合衆国大統領との会談や会話の機密を尊重している。「残念なことに、匿名の情報源に基づくマスコミの過剰な報道は、ペロシ元下院議長が大統領と交わしたかもしれない会話を誤って伝えている」。
ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された共和党全国大会の最終日、ドナルド・トランプ前大統領が党の指名を正式に受ける準備をしている一方で、バイデン大統領は新型コロナの軽い症状に襲われている中で、大統領の将来をめぐる政治的ドラマは深まっていた。
17日の夜、デラウェアに降り立った後、バイデン大統領は立ち止まり手を振って 「私は元気だ 」と言った。同大統領は新型コロナの症状を軽減する治療薬パクスロビドの服用を開始した。
裏では多くの議員が撤退を迫っている
公的には、大統領のチームは前向きに進んでいる。
ハリス副大統領はノースカロライナ州を訪れ、選挙集会でバイデン大統領の2期目を訴えた。ホワイトハウスのアンドリュー・ベイツ報道官は、大統領がハリスや他の民主党議員のために身を引くかもしれないという考えを否定した。
「大統領はハリスらに対し、自分は党の指名候補者であり、勝利するつもりであり、働く家族を支援するための100日間のアジェンダを可決するために協力することを楽しみにしていると述べた」とベイツ報道官は語った。選挙キャンペーン・スポークスマンのT・J・ダックロは、「大統領は再選を目指しており、再選を勝ち取るまでそれは変わらない」と付け加えた。
公にバイデン大統領の降板を求めた民主党議員は23人にとどまり、その中には議会指導者はいないが、多くはプライベートに大統領は撤退すべきだと語っている。こうした会話や議会指導者とバイデン大統領との話し合いは、当初は密かに行われていたが、ここへきてよりオープンに議論されるようになってきている。
議会民主党のトップであるチャック・シューマー上院議員とハキーム・ジェフリーズ下院議員は先週、バイデン大統領にそれぞれ個人的に、11月における再選の可能性と、同大統領が指名された場合の上下院候補者の命運を深く懸念していると伝えたという。