「実家じまい」親の思考を劇的に変えた3つの方法 団塊世代の「捨てられない」「お金がない」問題

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ここまで来ると、親は私をボスと認め、さらにメンタル的に損をしない片付けの方法を経験し、ポジティブな思考になっている。

この状態まで高めてから、「次は○○をしよう、大きなカレンダーを用意して、引越しまでお互いにスケジュールを確認しあって、どんどん売ろうね(捨てようねと言ってはならない)」と言えばいい。これで3)の夫婦間のコミニ ケーション不全の問題が少し改善する。

親の経済状況と実家のモノの把握は早いうちに

そうして、我が実家はこの春、無事80平米から56平米のアパートに引越すことに成功した。いまは日当たりの良い駅前のこぢんまりした家でのんびり暮らしている。家賃は8万円になったので母の心理的にもだいぶ楽になったようである。

次は父に車を売らせ、70代になった母の再就職を手伝うミッションが待っている。いやー、子どもって大変だ! みなさんも、親の経済状況は早めに把握しておいてくださいね。

<書いた人:高殿 円(たかどのまどか)>
小説家。漫画の原作や脚本なども担う。2000年、『マグダミリア 三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞。2013年、『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。2024年4月には同人誌『98万円で温泉の出る築75年の家を買った』を刊行し、話題に。

文/高殿円 編集:小沢あや(ピース株式会社)

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『SUUMOジャーナル』編集部

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