「実家じまい」親の思考を劇的に変えた3つの方法 団塊世代の「捨てられない」「お金がない」問題

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家族のイラスト
団塊世代の両親の思考を劇的に変え、モノであふれる実家と向き合った記録をお届けします(イラスト/いまがわ) 
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小説家の高殿円さんは、自他共に認める不動産好き。これまでに何度も物件購入・売却をしてきました。

そんな高殿さんが頭を抱えたのが「実家じまい」。団塊世代の両親が住むタワーマンションを無事に売り抜き、老後も安心。……かと思いきや、母の口から飛び出したのはまさかの「お金がないの」の一言。

両親の思考を劇的に変え、モノであふれる実家と向き合った記録を特別コラムとして寄稿いただきました。

タワマンを売り抜き、親の老後は安泰と思ったら

いよいよ始まったと思った。更年期と親の終活と子どもの受験。

当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

一気に来る。噂には聞いていたけれど、ほんとうに一気に来た。

さりとて、この何事も先回りする私が、やがて必ず来るであろうこの一大事に対して何の対策もしなかったわけではない。むしろ10年以上前からそのときに併せて打てる手は打っていた。

例えば、資金繰りの問題。いまほどフリーランスが市民権を得ていなかった2008年、「どうせ家にいるんでしょ」と加算の取れなかった私は、見事に保育所の抽選に落ちまくった。

そのとき私は腎臓の難病を抱えていて、保育所に預けられなかったら手術もできないというわりと追い詰められた状況にあったにもかかわらず、(そして主治医の診断書と一筆も添えて提出したにもかかわらず)全落ちしたのだ。

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