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「○○中学に行きたい」「中学受験したい」。子どもに言わせて言質をとります。子どもがさぼると、「あなたは約束を破った」「やるって言ったじゃない!」。親はそこを責めます。約束を破るのは人の道に反することだとされているので、それを厳しく叱る正当性を得たのです。毎日の運動が持続できない、間食をしてしまうなど、自分だって弱いのに。子どもは勉強ができないことを叱られるだけでなく、人格まで否定されてしまいます。
第8位
「願い事が一緒なんだから、二人で一つに書いたってオッケーだろ!」ー『二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 』第10集第84講より。
取っ組み合いをして、別々の自習室を使うようにと注意をされるほどに犬猿の仲だった島津順と上杉海斗。しかしそれぞれの家庭事情にも起因する人間的成長を経て、ふたりの距離は縮まっていく。それぞれに複雑な思いを抱えたふたりは、週末の塾の授業の前に、神社に立ち寄る。そこで海斗は、自分も順と同じように開成を目指したい気持ちを打ち明ける。ふたりはおこづかいを出し合い、1枚の絵馬に願いを書く。
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Toshimasa Ota
「子どもが“パパ〜!”っていつでも抱きついてくれる期間なんてほんの数年。今、子どもと一緒にいられなかったら一生後悔する」と株式会社リクルートを脱サラ。育児・教育をテーマに執筆・講演活動を行う。著書は『名門校とは何か?』『ルポ 塾歴社会』など80冊以上。著書一覧はこちら。
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