5年で「資産倍増」サラリーマンの投資の鉄則とは リスク分散には「2つの手段」のバランスが肝要

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一方、投資の入門書として有名で、私にとってのバイブルでもある『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(山崎元・水瀬ケンイチ著、朝日新書、2022年)には、「ほったらかしにできる」ことのよさが書かれています。

これは私自身が経験したことでもありますが、サラリーマンが個別株に投資をし、自分が投資している個別株の株価が大きく下がったことを勤務中に知ると、そのことが気になって仕事が手につかなくなりがちです。

サラリーマンをしながら投資をするのなら、やはり「ほったらかし」の要素は重要です。

勤務中気が気でないような投資手法は避けるべきで、精神的ゆとりを持ちながら投資すること─つまり、長期保有を前提とした投資(長期投資)─を最優先すべきです。

ほったらかし長期保有の手段2つ

手段① 長期的に見ると上昇傾向にある投資信託を買う

「ほったらかしながら長期保有」を実現する1つ目の手段が、投資信託です。

投資信託への投資は、NISA口座を活用すれば一定額まで税金が免除されるので、節税にもなります。すでに多くの方が活用し資産形成していると思いますが、私も活用し着実に資産形成しています。

私が毎月一定額を購入しているのは、『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』で主な投資先としてあげられている「全世界株式(オール・カントリー)」や、アメリカの時価総額が大きい主要500社に投資する「S&P500」といった投資信託です。

全世界株式もS&P500も、指標に入る企業の銘柄は定期的に入れ替えが検討され新陳代謝が行われていますので、時代時代に合わせた企業に自動的に投資していることになります。

全世界株式もS&P500も価格が上下することはあるのですが、長期的に見ると上昇傾向にありますので、ほったらかし投資に向いていると言えます。

NISA口座を活用し投資信託を購入する場合は、長期的に積立購入すると効果的に資産を増やせます。毎月一定額をコツコツと積立購入することで、購入単価を安く抑えられ、効果的に資産を増やすことが可能です。

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