「三上悠亜コラボ」批判が"ピントはずれ"の根拠 「世間に悪影響」「企業のイメージダウン」は本当か
一方で、企業が(元も含む)セクシー女優を起用する事例は、決して最近のことではない。1990年代には、すでに飯島愛さんが、NTTパーソナル東海、吉野家など、大手企業のCMに出演している。ちなみに、1993年には飯島さんは東大の五月祭(学園祭)にも呼ばれている。
当時、飯島愛さんはタレントとしてのイメージが強く、かつSNSもない時代で批判を浴びにくかったという側面もあるかもしれない。
時代は下るが、2014年には紗倉まなさんが、トヨタ自動車が運営するポータルサイトGAZOO.comに「紗倉まなのクルマと私のイイ関係」のタイトルで連載を行って話題となった。
筆者はこの当時、広告会社で働いていたが、この件は社内でも話題になっていた。日本を代表するだけでなく、世界的な大企業であるトヨタ自動車が、セクシー女優を起用するというのは、当時としては驚きの出来事だったのだ。
しかし、本件は大きな批判にさらされるようなことはなかったと記憶している。
同年には、翌年発売のプレイステーション向けソフト『龍が如く0 誓いの場所』が、大手アダルトコンテンツの流通・販売を手掛けるソフト・オン・デマンド社の協力のもと、人気セクシー女優100名を対象とした人気投票を開催、そのうちの上位30名をゲーム内に登場させるという企画を実施している。
今年の3月には、ヴィレッジヴァンガードが、セクシー女優・プロレスラーの“ちゃんよた”さんとコラボグッズを発売している。“ちゃんよた”さんは現役のセクシー女優だが、大きく叩かれるような事態にはなっていない。
三上悠亜さんはなぜ叩かれたのか?
過去の事例を見ると、このたび三上悠亜さんが叩かれたことがむしろ意外に思える。先述したように、三上さんと「CA4LA」のコラボは3回目である。批判されるなら、1回目にされてもよさそうなものだ。
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