「パナらしくない」斬新ビデオカメラの正体 カムコーダの進化形は、こうなった!

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筐体は1.5メートル防水で、防塵設計。頑丈にできており、1.5メートルの高さからの落下に耐えることが保証されている。さらにマイナス10℃の環境での動作保証が行われている。

驚くべきはその軽さ。なんと45グラムしかない。ボディは、直径26ミリ、長さ83.1ミリという筒の中にはレンズ、撮像素子、映像処理回路、記録用エンコーダ、無線通信機能、バッテリー、それに操作パネルまでが収められている。

軽いので頭部に付けても邪魔にならない

頭部に装着するためのヘッドマウンターは、3世代目となって装着感が大幅に向上しているのもポイント

円筒形のボディは、専用マウンターにあらゆる角度で取り付けられる自由度をもたらしており、その軽量さはヘッドマウンターで頭に装着しても、ヘルメットを使うスポーツでヘルメット上に装着しても、あるいはサーフボードや自動車、カートなどに取り付けても邪魔にならない。

本体だけでも録画と停止を行えるが、ディスプレイは備えずにスマートフォンに接続することでファインダー代わりとする。パナソニックは別途、4K撮影が可能で映像を内蔵液晶パネルで確認可能なセパレート型の製品も用意しているが、本機は徹底的にコンパクトさにこだわり、スマートフォンとの組み合わせを前提にした製品だ。

赤外線撮影用フィルターも用意し、市販の赤外線ライトと組み合わせることで、真っ暗な中でも撮影が可能な0ルクスナイトモードを備えるといった新しい試みも行っている。

さらには、パナソニック製カムコーダと組み合わせて使えば、カムコーダにA1Hの映像を無線で送信。カムコーダ側でワイプ映像(画面の隅に小さい小画面を挿入すること)を合成・記録するという新提案を行った。

たとえば子どもにA1Hを装着して遊ばせ、その様子をカムコーダでとらえることで、子どもの視点と全体をとらえる風景を同時に収めることができるというアイデアだ。

また、ここまでコンパクトならば、とりあえずカバンの中に忍ばせておいても邪魔にならない。アクションカメラとしてだけでなく、カムコーダの楽しみを拡げる周辺機器としても、旅行用の手軽なビデオカメラとしても使える本機は、数ある種類の録画機器の中でも、是非とも手元の近く置いておきたい製品だ。

本田 雅一 ITジャーナリスト

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ほんだ まさかず / Masakazu Honda

IT、モバイル、オーディオ&ビジュアル、コンテンツビジネス、ネットワークサービス、インターネットカルチャー。テクノロジーとインターネットで結ばれたデジタルライフスタイル、および関連する技術や企業、市場動向について、知識欲の湧く分野全般をカバーするコラムニスト。Impress Watchがサービスインした電子雑誌『MAGon』を通じ、「本田雅一のモバイル通信リターンズ」を創刊。著書に『iCloudとクラウドメディアの夜明け』(ソフトバンク)、『これからスマートフォンが起こすこと。』(東洋経済新報社)。

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