日本のワークチェア、ここまで進化していた

「インスパイン」は何が優れているのか

コクヨのワークチェア「インスパイン」
当連載は最新ガジェットの魅力を紹介するコーナー。当該企業からの貸出機や自費で購入した機器を実際に使用。その結果、魅力度が高かった製品をレビューしていく。

 

体に負担がかからない「よくできた椅子」はどれか。多くのオフィスワーカーにとって、これは大きなテーマではないだろうか。筆者の場合、デスクワークが多いため、椅子は極めて重要。しかも、長年愛用してきたMARTIN STOLLというドイツ製のワークチェアが耐久性の限界に近づいてきたこともあり、本気で新しい椅子を探してみた。

オフィスワーカー向けの高級ワークチェアといえば、実績面ではハーマン・ミラーが圧倒的な存在感を示す一方、国産メーカーではオカムラが圧倒的な人気を誇っている。そこに続くのがイトーキだろう。

高級ワークチェアは一度購入すると、長い間使い続けるものだ。これまで使っていた椅子は、ドイツらしい質実剛健な作りで、壊れることなく18年も支えてくれた。では次の10年を支えてくれる椅子には何が相応しいのか。

コクヨはワークチェアで3番手

上の画像をクリックするとAmazonの特設サイトにジャンプします

ワークチェアを取材したことがある知人のアドバイスにも耳を傾けながら、ショールームへ赴いたり、メーカーにメール取材などを行った結果、辿り着いたのがコクヨが昨年発売した「インスパイン」という椅子だ。

コクヨはワークチェアの市場でナンバー3の位置にいるが、オカムラの存在感が大きく、またイトーキが女性向けに特化したワークチェアなど、創意工夫と企画力で特徴を出していることもあり、高級ワークチェアメーカーの選択肢としては、あまりなじみがないという読者もいるだろう。筆者自身もそう考えていた。

次ページ最初の印象は?
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT