ギリシャ、「一時的なユーロ圏離脱」か ドイツ政府が債務減免の手法を提案

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
 7月11日、ロイターが入手した文書によると、ドイツ政府は、新たな支援を求めてギリシャが提出した改革案が改善されない場合、ギリシャを一時的にユーロ圏から離脱させて債務減免を行うことを提案。写真はギリシャ国旗とEUの旗。アテネで6月撮影(2015年 ロイター/Yannis Behrakis)

[ブリュッセル 11日 ロイター] - ドイツ政府は、新たな支援を求めてギリシャが提出した改革案が改善されない場合、ギリシャを一時的にユーロ圏から離脱させて債務減免を行うことを提案している。ロイターが入手した文書で明らかになった。

同文書は最初に独フランクフルター・アルゲマイネ紙(日曜版)が報じたもので、ドイツ連立与党筋によると、メルケル首相、ガブリエル副首相、ショイブレ財務相の会談後にまとめられた。

厳しい対策か、一時離脱か

文書はギリシャの改革案について「最も重要な改革分野」が欠けているとし、「より持続可能な解決策が必要」と指摘。一段と厳しい対策をギリシャに強いるか、一時的なユーロ圏離脱という「2つの道」を提案している。

ただ、望ましい選択肢はギリシャが改革を実施してユーロ圏にとどまることだという。

ショイブレ財務相は11日のユーログループ(ユーロ圏財務相会合)で、新たな支援に向けた交渉を再開するにはギリシャの一段の措置が必要と強調したが、複数の関係筋によると、ギリシャのユーロ圏離脱という選択肢には触れなかった。

次ページ文書に書かれていることとは?
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事