教養としてのゲーム史 多根清史著
この数十年でゲームは、業務用から家庭用テレビゲーム、携帯用ゲーム、そして人間関係を織り込んだソーシャルゲームまで、大きく進化した。その一翼を担うのはハードとソフトの両輪から引き出されるポテンシャルだと著者は指摘する。ハードが発想のきっかけを与え、ソフトがゲームという形にする。利用できるリソースを駆使してソフトは工夫を凝らし、ソフトの現場からの不満がハードの改良や技術の進歩を促す。
インベーダー、スーパーマリオ、ドラクエ、ラブプラスなど歴史的作品の開発史を説きながら、ゲームの進化を俯瞰し、今やすっかり生活に溶け込んだゲームを体系立てて「教養」に編み直そうと試みる。
ちくま新書 777円
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