世界中に蔓延?「ダメな会議」が消えないワケ 多くの人を悩ます「謎の会議」を大解剖!

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ダメ会議その5:セレモニーとしての会議

さてはて今まで4つのダメ会議をご説明してきましたが、このダメ会議その5、セレモニーとしての会議は無駄な会議の最たるものです。

まさかの「無目的」

この会議は「会議に目的はなんだろう?」と言ったそう言った疑問を超越した無意味な会議なのです。

私も若かりし頃、ヒラ社員にも関わらず、なぜか毎月、役員レベルの人の会議に出席していたのですが、若手にとって偉い方との会議というのはプレッシャーが半端ないものです。

上司だけ参加すればいいのに、なぜ私が参加しなければいけないのか……?

しかも話している内容は毎月の業務報告だけのような……?

惰性で行っている会議とはまた何か違う趣の会議です。

この会議について疑問に思った私は、山にこもり、48時間の座禅を行い、そしてついに……この会議の“真の目的”を見出したのです。

そう、この手の会議には「目的」などなかったのです。

この会議は儀式、つまりはセレモニーとしての会議であり、会議を行うことに意味があるのだと……。

とまあ、山にこもったのも48時間座禅したのも嘘ですが、時おり、営業会議という名の元、上司が部下を責めるために行う会議など存在しますが、これもこのセレモニーとしての儀式のひとつでしょう。

セレモニーとしての会議は、前述したように会議を行うことに意味があるのです。

逆らってはいけません。

この会議は万物のなりたちと同じ、そこにあるだけで意味があるのです。会議の間は神妙な顔をして、ちょっといいことを考えている振りした意見などを発言しておきましょう。

ちなみにこういったセレモニーとしての儀式は、権威主義的な上司が行いがちです。

上司が変わったりすると、あっさりとなくなったりするものです。

つまりは上司に一服盛ることによってこの会議は回避できるので、やってみてください。

嘘です。やらないでください。

ダメな会議を減らし、できるだけ自分の仕事に集中していきたいものですよね。

会議の最中どう発言すべきかについては、機会があったらまたお話したいと思います☆

といったところで今日は失礼します☆

ずんずん キャリア・人間関係コーチ、コラムニスト

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ずんずん / zunzun

元外資系OL。大学卒業後、埼玉県にある日系事業会社に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始し、外資系投資銀行に採用される。さらにシンガポールの世界的IT系企業で働いたのち、帰国。著書にコミックエッセイ『外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌』『外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣』(ともにKADOKAWA)『エリートに負けない仕事術』(大和書房)がある。

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