国内生保大手4社に海外戦略の動向などについて聞いた。
──シンガポールの保険会社シングライフを完全子会社化した経緯と狙いを教えてください。
シングライフは、もともとスタートアップ生保として、デジタルを活用した保険販売に強みを持ち、若年層向けを中心に成長していた。われわれも保険事業へのデジタル活用について研究しており、(2019年に)マイナー出資していた。
その後、シングライフが英大手保険グループのアビバのシンガポール事業を買収・事業統合することになり、今では中堅生保程度の規模になっている。その買収・事業統合の際、アビバとTPGというファンドが、シングライフから株を受け取った。
今回、アビバはシングライフ株を売却して欧州戦略に資金を振り向けたい、TPGはエグジットして別の投資に向かいたい、というそれぞれの意向があり、両社の持つシングライフ株をわれわれが引き受けた、というのが大まかな経緯だ。



















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