国内生保大手4社に海外戦略の動向などについて聞いた。
──新中期経営計画では海外保険事業の修正利益1600億円(2026年度目標、22年度は764億円)を掲げています。うち1300億円は、米プロテクティブを含む既存事業で賄うとのこと。プロテクティブはどれくらいを占めるのでしょうか。
プロテクティブで、というより北米で半分だ。
ただ、今後の好機が北米かアジアかはわからないので、場合によってはアジアのウェートが高まるかもしれない。基本的にはアジアパシフィックと北米で半々という考えだ。
──プロテクティブはここ数年、調子がよくなかった印象ですが、どう再成長させますか。
昨年は米国でシリコンバレーバンクなど地銀が相次いで破綻し、債券の評価損が発生した。それ以外の保有有価証券でも米国金利の急上昇を受けて一部に評価損が発生し、ボトムラインがかなり下振れした。ただ、そうした一時的要因を除けば営業利益ベースでは順調だ。
久しぶりのM&A
今回、(プロテクティブを通じて)シェルターポイントという団体保険の会社を買収した。
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