有数の投資物件「晴海フラッグ」の購入はアリ? 初期購入者は巨額の含み益も、貸し出しは供給過多
晴海フラッグで何かと話題になるのがアクセス。最寄りの都営大江戸線勝どき駅から徒歩20分かかり、大江戸線を使う住人にとっては「陸の孤島」となります。
一方、新たにできたBRTで新橋・汐留のオフィス街に通う住人にとっては「10分ちょっとで会社に行けて最高のアクセスです」(30代男性)という声もありました。
このように、晴海フラッグは実に多種多様。見方や立場によって、「便利だし、緑が多く、最高の住環境」(住人・40代女性)という賞賛もあれば、「駅チカじゃないタワマンって論外」(購入を見送った50代男性)といった批判も出てくるわけです。
居住目的の人にとっての晴海フラッグは、「まさにケースバイケース。お勧めとも、やめておいたほうがいいとも言えない」(不動産業者)という曖昧な結論になります。
晴海フラッグは国内有数の投資物件だった
では、投資目的の人にとってはどうでしょうか。投資の場合は、含み益や利回りといった客観的指標で評価することができます。まず、すでに分譲が終わっている物件の状況を確認しましょう。
これまでの販売では、分譲価格が周辺の相場よりもかなり安く設定されたこと、その後マンション相場が高騰したことから、購入者はかなりの含み益を抱えています。
ある棟の76.75平方メートルの物件は、6600万円で分譲され、現在ある不動産情報サイトに1億2280万円で売りに出されています。あくまでも一例ですし、希望価格で売れるとは限りませんが、購入価格の1.86倍になり、5680万円の含み益です。
年初から日経平均株価が急騰し話題になっていますが、ここ数年の上昇率では晴海フラッグに軍配が上がります。一般会社員も争奪戦に参戦し熱狂した通り、晴海フラッグは国内有数の投資物件でした。
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