夏日は昔より増えた?東大生的「数字の見方」要諦 ぼんやりとした物事の「理由」を明確にする

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●冬日
東京:▲60、横浜:▲58、名古屋:▲67、京都:▲70、全国13地点:▲21
●真夏日
東京:+21、横浜:+22、名古屋:+14、京都:+15、全国13地点:+7

東京などの大都市圏は他の場所よりも冬日の日数の減少、そして真夏日の日数の増加の割合が大きくなっています。

ヒートアイランドも気温が下がらない一因

この原因とされているのが、「ヒートアイランド現象」です。ご存じの方も多いと思いますが、ヒートアイランド現象とは、都市部が周囲の郊外や田舎の地域に比べて気温が高くなる現象です。

これは、都市での建物や舗装された地面が太陽の熱を吸収しやすく、また、植物が少ないために冷却作用が弱まることが原因で起こります。

さらに、車やエアコンなどから排出される熱も都市の温度を上昇させます。この現象は、夜間に特に顕著になります。都市が熱を保持し続けるため、昼間の熱が夜になってもなかなか逃げません。

このことが、夜間時の気温が下がらず、最低気温が氷点下にならないことにつながっているのです。

このようにデータを使って詳細に分析していくと、ぼんやりとしか見えていなかった物事の「理由」が明確になります。

永田 耕作 現役東大生・ドラゴン桜チャンネル塾長

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ながた こうさく / Kosaku Nagata

現役東大生。2001年生まれ。 公立高校から学習塾に入らずに東大へ現役合格。中学・高校は野球部に所属し、部活動と勉強を並行し 「練習で自分の苦手を潰して、試合で自分の力を最大限に発揮する準備をする」という努力の「型」を勉強にも活かして受験勉強を乗り切る。現在は株式会社カルペ・ディエムの教育事業部に所属し、全国の学校や自治体で講演会を実施しながら、まとめた知見を記事や書籍など紹介している。https://twitter.com/NagataKosaku08

 

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