「ぬいぐるみと暮らす大人たち」の少し意外な本音 「ぬいぐるみ病院」を訪れる人々が大切にするもの

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わたしのぬいぐるみさん
(『わたしのぬいぐるみさん』より)

ぬいぐるみに救われている人たちのための病院を

――「ぬいぐるみ病院」、大人気だそうですね。治療内容によっては、入院まで2、3年待つ状態だとか。堀口さんは、なぜこの病院を始めたんでしょうか?

堀口:子どもの頃から引っ込み思案で、ぬいぐるみさんが心の支えになってくれた経験がありました。大人になり、20代の頃に心を壊したときにも、ぬいぐるみのおかげで笑顔を取り戻せたことがあって。

私はもともと医療機器のメーカーで働いていて、その会社の新規事業としてぬいぐるみを販売するお店を起ち上げて、独立しました。起業して1年ほど経ったころ、お客さまから「ぬいぐるみさんのからだが弱ってきた」「けがをしている」といったご相談を受けるようになり、お綿を入れるなど治療(お直し)をすることになりました。

わたしのぬいぐるみさん
(『わたしのぬいぐるみさん』より)
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