高層ビル「台北101」が大地震でも無傷だった秘訣 5年間「世界一」を守ったビルの"制振・耐震設計"

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台北のシンボルタワー「台北101」(写真:kaede.enari/PIXTA)
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4月3日午前8時58分頃(日本時間。台湾時間は7時58分頃)、台湾東部の花蓮(かれん)県沖でマグニチュード7.4の地震が発生。花蓮県で震度6強、台北市でも震度5弱を記録した。

台北市内は当時、いったいどんな状況だったのか。

世界100カ国以上の現地在住日本人ライターたちの集まり「海外書き人クラブ」の会員が、当時の台北市内の様子と、台湾一の高層ビル「台北101」を救った耐震設計について紹介する。

通勤ラッシュ時を襲った大きな揺れ

「403花蓮地震」と名付けられた今回の地震は、1999年9月21日に発生したマグニチュード7.6の地震(921大地震、2400人以上が犠牲になった)以来、過去25年で最大級の規模といわれている。また、発生から1週間で16人の死亡が確認された。

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