憧れのタワマンライフ「快適に」暮らす7つの心得 新生活スタート前に押さえておきたいポイント
回収直後にゴミを出してしまったら、次の回収までそのままとなり、悪臭発生につながるおそれがあるためだ。
タワマンの多くは、建物内部に廊下が設置されている「内廊下式」の構造を持つ。そのため臭いや湿気などが発生すると逃げ場がなく、脱臭装置がついている場合でも内部にこもりやすい。
ゴミ置場はエレベーター近くに設置されることも少なくないため、エレベーター待ちの間、不快な臭いに悩まされることになりかねない。ゴミ回収の時間・回数をきちんと把握し、ルールを守って出すよう努めたい。
共用部の使い方に配慮を
「置き配」は通販で購入した商品などを受け取る際、事前に指定した場所(ドア前など)へ荷物を置くなど、非対面で利用できるサービスを指す。
コロナ禍以降、宅配ボックスへの配達やコンシェルジュによる受け取りなどと同じく、受け取りの選択肢として定着してきた。
便利な置き配も、利用の仕方次第ではトラブルの種になってしまう。
実際、「置き配を頼んだのを忘れ、長期間家を空けたら荷物が紛失した」「共用部分が荷物で占拠され、通行を妨げている」「フードデリバリーの置き配を依頼したものの、受け取り忘れて食べ物が腐敗している」といったトラブル事例を数々見聞きする。
このようなトラブルが多発すると、ほかの住民との信頼関係にも悪影響を及ぼしかねない。
置き配を利用する場合はまず、居住するマンションの管理規約を確認することをおすすめしたい。仮にルールが制定されていない場合は、あらためて理事会へ提言してもよいだろう。
マンションによっては、玄関前のポーチやアルコープ(アルコーブ)といったスペースが設けられている場合がある。こういった部分に、高級自転車などの私物が自由に置かれているケースもある。
しかしポーチやアルコープは、廊下と同様にマンションの共有スペースでもある。ほとんどの場合、「専用使用権」という形で、どんな物なら置いてもいいのか、どこからどこまで置いてもいいのかが管理契約や使用細則に定められている。
特に共有部分は、火災などの発生時の避難経路となるため、私物が避難経路をふさいでしまうことを避けなくてはならない。
そもそも共用部分には物を置くことができるのかどうか、置ける範囲はどうなのかをしっかりと確認する必要がある。
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