551蓬莱「異物混入」も大声援、なぜ深く愛されるか 地元密着を貫くことで、SNSでバズる「名物」に

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
551蓬莱の肉まん
運営会社によって、異物混入が発表された「551蓬莱」。しかし、ネット上では「声援」が多く寄せられている(写真:Bonjour/PIXTA)
この記事の画像を見る(2枚)

大阪グルメの代表格である「551蓬莱(ほうらい)」の「豚まん」に異物が混入したとして、自主回収が発表された。

食品への異物混入は、発覚するたびSNSで拡散され、ときに「炎上」を招きがちだ。しかし今回については、批判的な反応は少なく、むしろ好意的な声のほうが多いように感じられる。

その理由を考えてみると、551の豚まんには、他のお土産商品には見られない「愛される要因」が、いくつかあることに気づく。そこで今回は、かつて地域情報メディアの編集長だった筆者の視点から、なぜ声援が寄せられているのかを考える。

異物混入も、SNS上では声援も多い

551蓬莱の運営会社「株式会社蓬莱」は2024年3月17日、この日と前日に製造した「豚まん」「チルド豚まん」を回収すると発表した。具に使用している「玉ねぎの洗浄カットライン」の水はね防止カバーの樹脂に欠損が見られ、それが混入したという。

次ページ30万個近くが回収対象に
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事