部品メーカーは販売機能を持たないため、製品のほとんどを卸業者に託す。卸業者は代理店にその製品を販売し、代理店はさらに二次店へ卸す。工場などのエンドユーザーはここから部品を買うケースが多い。
ただ、この流通の過程で在庫は散り散りとなり、「どこに何がいくつあるのか」が誰にもわからなくなってしまう。
エンドユーザーから見ると、足りない部品がある場合、最初は直接の購買先である二次店に問い合わせることになる。ただ、二次店は小規模な業者がほとんどで、すべての要望に応じられるわけではない。在庫を用意できなければ、工場側は別の調達先を探さなければならない。
大元のメーカーに販売をお願いしても、直接的な取引はごく少数の大口顧客に絞っていることがほとんどだ。在庫を豊富に抱える卸業者に頼んでも、エンドユーザーへ売れば顧客である代理店らと競合してしまうため、あえなく取引を断られる。
つまり、各プレーヤーが立場に縛られ、結果的に不便な状況が生じていた。ディージットは、流通事業を手がけるミスミGが部品供給の「元締め」的な存在となり、こうした課題の解決を図ろうという野心的な試みなのだ。
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