投資家には魅力的か? コメ先物市場の前途


一つは投資の判断材料が乏しいこと。コメの収穫高を占う指標には、農水省発表の作況指数がある。だが、「コメの収穫期は9月以降で8月の指数では今年の作柄が判断しにくい」(フジトミの齋藤和彦チーフアナリスト)ため、取引開始時に投資家が二の足を踏む可能性がある。

もう一つは、今年1月の商品先物取引法の完全施行で、新規参加者に必要な証拠金が上がったこと。「コメ先物は最低取引単位で50万円ほど」(齋藤氏)が必要とされ、負担も小さくない。取引所にとって目玉商品の投入だが、取引拡大への道は簡単でない。

(許斐健太 =週刊東洋経済2011年7月23日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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