新山千春、公表しづらい不妊治療の実態を語る訳 実は芸能界でも不妊治療をしているケースは多い
日本産婦人科学会が発表した2021年の体外受精による出生数をみると、6万9797人となっている。総出生数は81万1622人に対して、11.6人に1人(8.6%)が体外受精で生まれた計算だ。芸能界でも不妊治療を行っているケースは多いと新山さんはいうが、公表しづらい背景もある。
芸能界でも不妊治療を行っている方が多いのは現実です。ですが、それを公表しづらいのは、やはり仕事との兼ね合いが大きいのだと思います。私は幸運にも近い境遇の仕事仲間から色々なアドバイスを頂けています。
ママ友のジャガー横田さんのアドバイスで、毎日日記をつけるようになりましたね。インターネットやSNS、ブログを通して情報収集する方も多いですが、こうして直接話を聞けたことは本当に恵まれていると思います。
オープンにしにくい空気
芸能界の友人の中にも治療を行っている方が結構います。しかし、仕事への影響も考えるとなかなかオープンにできる空気ではまだないように感じます。
保険適用や技術・制度面を考えても、不妊治療を取り巻く環境が良くなっていることは間違いありません。その一方で政府が「異次元の少子化対策」という政策を掲げるのであれば、児童手当や教育面だけではなく、高齢出産へのケアや不妊治療への支援は、もう少し手厚く整えてほしい、と願う自分もいます。
私の周りにも、仕事を一生懸命頑張ってきて、30代になってようやく金銭的な余裕が少し生まれて、結婚や子どもを、と考える方も多いです。少子高齢化や女性の社会進出という観点でいうなら、もう少し不妊治療の制度を改善できる余地があるのではないでしょうか。
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