たらスパの爆食で高校生を襲ったまさかの"激痛" 近所の医者が彼に下した「意外な病気」の正体

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「実は、好きな食べ物や飲み物があると、そればかりを続けるクセが小さい頃からありました。実はランニングを始めた時期から、たらスパのうまさにはまり、毎食欠かさず食べるようになっていたんです」

その量は誰もが驚くほどで――。

「学校から空腹で帰ると、まず『たらスパ』を一皿。ランニングをした後の夜ごはんにも『たらスパ』、週末には昼ごはんでも食べるので、1日3食ということもありました。学校に持っていくお弁当にもほぼ毎日入っていました」

たらこのスパゲッティあえ

鈴木さんによると、このたらスパはレトルトではなく、母親が作ってくれた自家製。スーパーマーケットで買ったたらこだが、その量が半端ない。
「『たらスパ』というより、『たらこのスパゲッティあえ』みたいな感じでしたねー」。

鈴木さんの母親は料理が得意だったという。

「だから、私の『食べたい』というリクエストに応じて、毎日、作ってくれていたんです」

まさに親心だ。しかも、走った後のたらスパは最高にうまい。

「いくら食べても、そのぶん毎日走っているし、健康に影響があるなんて思いませんでしたね」

しかし、医師は「原因は間違いなくたらスパです」と断言した。「痩せていても、若くても、食生活によっては痛風になる人がいます」と。ちなみに、その医師も30代くらいで若かったが、「あ、僕も痛風です。まあ、この通り、太っていますけどね、ははは」と笑っていた。

鈴木さんは、医師からたらスパをしばらく禁止することと、薬(痛風の治療薬)を服用し、水をたくさん飲むように言われた。その結果、「痛みも腫れも数日できれいに消えた」という。

これがAさんが食べていたという痛風の原因となった「たらスパ」。母親にウン十年ぶりに作ってもらった(写真:鈴木さん撮影)
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