「地震危険度が高い」東京都の地域ランキング100 「地震に関する地域危険度測定調査」(第9回)

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

調査結果の「総合危険度」は、建物倒壊危険度と⽕災危険度を合算し、避難や消火・救助活動のしやすさを加味したものだ。危険性の度合いを5段階の相対評価で分類。各ランクの比率をあらかじめ定め、危険量の大きい町丁目から順位付けしている。

最も危険度が高い「ランク5」は85町丁目(1.6%)、「ランク4」は288町丁目(5.6%)、ランク3は822町丁目(15.8%)、ランク2は1653町丁目(31.8%)、ランク1は2344町丁目(45.2%)という比率になっている。

総合危険度の1位は「荒川区荒川6丁目」、2位は「荒川区町屋4丁目」、3位は「足立区柳原2丁目」という順だった。

地域危険度を確認して地震に備える

中林名誉教授は調査結果の活用の仕方をこう語る。

「地域危険度マップは東京都や区市のHPからも見ることができるので、マンションやアパートを探している人には、住みたい町に地震が来たらどういう危険性があるかを確認してほしい。すでに危険度の高い町に住んでいる人には不燃化改修や耐震改修の検討など、自分の防災を考える材料になる。都と区市で、工事費などの支援もしているので、備えをきちんとしてほしい。

でも地震後に火災があったら早目に、助け合って都や区市が指定している『避難場所』に避難して命を守ってください。『避難所』ではありませんよ」

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事