最高気温が20℃を超えたと思ったら、1桁の日も。晴れたり、雪や冷たい雨が降ったり、強風が吹いたり……。このところの気候の変化で体調を崩す人が続出しているらしい。特に今、注目されているのが「寒暖差腰痛」だ。気温の変化と腰痛の関係や、対処法について、気象病に詳しいせたがや内科・神経内科クリニックの久手堅(くでけん)司さんに聞いた。
千葉県在住の会社員A子さん(40代)は、2月中旬、トイレの便座から立ち上がったときに腰に激痛が走った。「これは、やばい」。
これまで腰痛を患ったことはなく、今回が初めての経験。痛みが落ち着いたところで近所の整形外科で診てもらったが、X線(レントゲン)では異常なし。
寒暖差で腰に激痛が走る
医師から処方してもらった痛み止めで痛みはだいぶ治まったものの、1週間ほどは腰に手を当てて、よぼよぼと歩くのがやっと。リモートワークだったのが幸いだった。
そんなとき、たまたまテレビを見ていると、ある話題に目が釘付けになった。
「私の腰痛はこれが原因だ!」
テレビで特集を組んでいたのは、「寒暖差腰痛」だった。
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