寒暖差腰痛を抱えている人のなかには、「今の時期だけ乗り越えれば何とかなるだろう」と思っている人もいるかもしれない。だが、症状が出ているということは、体が寒暖差に弱くなっているという証拠ともいえる。
「特に注意してほしいのは、夏場です。外の暑さと空調が効いた部屋の寒さの差で、具合が悪くなる可能性が高いです。だからこそ日々のケアで寒暖差に負けないカラダ作りをする必要があります」(久手堅さん)
寒暖差腰痛対策で最も大事なのは、「冷え対策」だ。
まず、首や肩、足首などを冷やさないような服装を選び、朝晩の冷えに対しては1枚でも衣類を羽織る。カイロや入浴も体を温めて冷えを軽減する対策として有用だ。さらに、“サ活”として人気のサウナも、<発汗→冷水浴>の繰り返しは自律神経の鍛錬が期待できるそうだ。
「もう1つ、対策で大事なのが睡眠。睡眠は体を修復するために必要な時間です。いろいろな場面で言われますが、やはり寝る前のスマホは控えましょう」(久手堅さん)
隙間時間でできる「寒暖差不調」体操
デスクワーク時の対策としては、1時間に1回、2~3分、仕事の手を休めて体を動かすことが大事になる。ここで久手堅さんが外来で患者に指導している「寒暖差不調(寒暖差疲労・寒暖差腰痛)」体操を紹介する。1時間に1回、休憩タイムに行うといいそうだ。
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