「飲めるようになってきた人」に潜む怖いリスク お酒に強い人と弱い人、どんな違いがあるのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

飲酒の習慣が続けば脳がお酒に慣れ、感受性が低下するため、少量のお酒では物足りなさを感じてさらにお酒を求めるようになります。

飲み方の自己チェックを忘れずに

『あなたの時間と元気を取り戻す 減酒セラピー』(すばる舎)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

こうして、お酒をどんどん飲んでいるうちに、「飲んでリラックスしたい」「酔って気持ちよくなりたい」など、精神的にもお酒に依存しやすくなり、アルコール依存症になるリスクが高まるというわけです。

仕事だからといって無理して飲んでいないか、以前より飲む量が増えていないか、飲み方の自己チェックが肝要です。

吉本 尚 筑波大学医学医療系准教授・筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

よしもと ひさし / Hisashi Yoshimoto

1979年生まれ。北海道出身。無医村での診療を志して着任した山間部の総合診療クリニックでの患者さんたちとの出会いをきっかけに、飲酒と健康についての研究に取り組むようになる。2019年1月には、北茨城市民病院附属家庭医療センターに総合診療科で日本初となるアルコール低減外来を開設。その後、筑波大学附属病院でもアルコール低減外来を開設し、患者さん個々の飲酒状況などに応じて飲酒量を減らすアドバイスを行っている。2024年、日本が国として初めて作成した飲酒の目安、厚生労働省「飲酒ガイドライン」の作成検討会委員。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事