神崎駅長が管理している駅は、東武動物公園駅だけではない。ほかに、スカイツリーラインの姫宮駅、そして伊勢崎線の和戸駅がある。いずれも埼玉県宮代町に属する駅だ。これらの駅にも足を運んでみることにしよう。
まずは、姫宮駅だ。駅を降りると、西口には2階建て長屋タイプの団地が並び、その中を抜けてゆけばすぐに田園地帯へ。さらにその北の茂みの中には駅名の由来にもなった姫宮神社がある。

姫宮駅東口のロータリー。2024年2月時点では外壁塗装の工事中(撮影:鼠入昌史)
東口は団地こそないものの、やっぱりこちらも住宅地が広がり、その向こうには田園地帯。まあ、その……何の変哲もない住宅地の駅である。
両隣の姫宮駅と和戸駅
そして和戸駅は……。
「近くにお住まいの方以外がご利用になることはほとんどない、そんな駅だと思います」(神崎駅長)
和戸駅の北側は住宅地、南側はまだまだ田園地帯。駅舎と出入り口があるのは北側だけだ。“スカイツリーライン”の名が外れ、いよいよ北関東の雰囲気が漂いだした、といったところだろうか。ただ、本当に何もない駅などひとつもない。

和戸駅は島式ホーム1面2線。駅舎からホームまでは地下通路で結ばれている(撮影:鼠入昌史)

和戸駅は古い駅舎がぽつんと東側だけにある(撮影:鼠入昌史)
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