やりがち?悪気ないハラスメント社員3つの共通点 密室を避け「5分以内の話」がハラスメントを防ぐ

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あなたが年長者で、若手相手に説教したくなっても、そこはグッと我慢し、「あなたはどうしたいの?」と聞きます。自分の話は短く、相手に長く語ってもらうのです。1分間は黙ってうなずきながら聞き続けます。

話を聞くうちに、

「それは、こういうことじゃないかなあ」

「私としては、こう思うけどなあ」

といった一言を伝えたくなるかもしれませんが、それは「余計」です。

そんな一言を伝えたら、相手は、先ほどまで話を聞いてくれていた年長者が、実はこころの中では反対意見をためていたことに気づいて、がっかりします。

もちろん、なんのアドバイスもしてはいけないというわけではありません。

アドバイスは9割以上役に立たない

しかし、大方のアドバイスは、9割以上の確率でなんの役にも立ちません。

話した側からすると、「この人はそう思うんだ」と思われて終わりか、「ああ一言、言いたかったんだなあ」と相手に気持ちを見透かされて終わりです。

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それでも一言、アドバイスしたいときは、

①あくまで自分の考えとして

②具体的に

③短く、さらりと語ること

そして短く話したら、すぐに相手の話に戻ることです。

最後は、「そうか、わかった」「あなたなら、きっとできると思う」と、相手を勇気づける言葉、信頼と期待のメッセージを伝えて締めくくりましょう。

諸富 祥彦 心理カウンセラー
もろとみ よしひこ / Yoshihiko Morotomi

1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。イギリス・イーストアングリア大学、アメリカ・トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授(11年)を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。時代の精神(ニヒリズム)と「格闘する思想家・心理療法家」(心理カウンセラー)。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事、日本産業カウンセリング学会理事、日本生徒指導学会理事。教師を支える会代表、現場教師の作戦参謀。臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持つ。

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