レギュラーの座席は通路を挟んで2人掛けが並ぶ4列の配置。一般的な近鉄特急と同様、乗車券と特急券が必要だ。デラックスの座席は1人掛けと2人掛けが並ぶ3列で、利用するには追加で特別車両料金がかかる。とはいっても、大阪・名古屋―賢島間の場合、デラックス料金420円をプラスするだけでゆったりとした乗り心地が味わえる。
「特別車両料金」不要の豪華サロンカー
伊勢志摩ライナーでいちばんのセールスポイントはサロンカー。ヨーロッパの鉄道のコンパートメントを思わせる対面式で、通路を挟んで4人用のサロン席、2人用のツイン席が並ぶ。前後のボックスとは座席背面の荷物収納スペースで仕切られる。
向かい合わせの座席の中央には天然木のテーブル。側面の大型窓は高さ約1.2m、幅1.7mあり、カーテンは電動のスイッチひとつで開閉する。サロン席は3~4人のグループ、ツイン席は2人連れでないと利用できないが、特別車両料金は不要。レギュラー席と同額で利用できる。
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