近鉄特急の陽キャ「伊勢志摩ライナー」の持ち味 1994年登場、サロンカーがリゾート気分を演出

✎ 1〜 ✎ 47 ✎ 48 ✎ 49 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

レギュラーの座席は通路を挟んで2人掛けが並ぶ4列の配置。一般的な近鉄特急と同様、乗車券と特急券が必要だ。デラックスの座席は1人掛けと2人掛けが並ぶ3列で、利用するには追加で特別車両料金がかかる。とはいっても、大阪・名古屋―賢島間の場合、デラックス料金420円をプラスするだけでゆったりとした乗り心地が味わえる。

伊勢志摩ライナー レギュラーカー座席
6両のうち4両を占めるレギュラーカーの座席(記者撮影)
伊勢志摩ライナー デラックスカー
デラックスカーの座席。利用には特急料金に加えて特別車両料金が必要(記者撮影)

「特別車両料金」不要の豪華サロンカー

伊勢志摩ライナーでいちばんのセールスポイントはサロンカー。ヨーロッパの鉄道のコンパートメントを思わせる対面式で、通路を挟んで4人用のサロン席、2人用のツイン席が並ぶ。前後のボックスとは座席背面の荷物収納スペースで仕切られる。

向かい合わせの座席の中央には天然木のテーブル。側面の大型窓は高さ約1.2m、幅1.7mあり、カーテンは電動のスイッチひとつで開閉する。サロン席は3~4人のグループ、ツイン席は2人連れでないと利用できないが、特別車両料金は不要。レギュラー席と同額で利用できる。

伊勢志摩ライナー サロンカー
サロンカーの座席は乗車券と特急券で利用できる(記者撮影)
サロンカーの座席と荷物置き場
側面の大型窓が天井近くまであるため、荷物置き場は頭上でなく座席背面に配置(記者撮影)
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事