熾烈さを増すネット業界の人材争奪戦、ドリームチームを作れ!僕らがグリーを選ぶ理由

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転機が訪れたのは今年2月。話が舞い込んだ時にはゲームへの興味は薄かったが、聴いていくうちにグーグルとは違う哲学が働いている部分に興味を引かれた。「グーグルが徹底的に効率性を追求するのに対して、グリーはコミュニケーション重視。効率とはまったく違う軸で人と人とのつながりを考えている部分が新鮮だった」。

グーグル時代から漠然と抱えていた疑問も背中を押した。「本社の人間と話すと、彼らは世界単位で物を考えている。日本発(のサービス)で日本、日本と言っていても彼らに勝てないじゃないか、勝つには何で戦えばいいんだろう、と」。

現在はオープンフェイントの経営陣に交じってグリーの米国向けサービスの開発に携わる。

「日本はモバイル文化ではずば抜けている。ガラパゴスと揶揄されているけれど、スマホになってガラが強みになる部分もある。そういうところを培っているのがグリー。これなら世界で戦っていける」(倉岡氏)

目下、現地でも採用を進めており、米グーグルやヤフーからの転職者もいる。ただ、シリコンバレーは日本と比較にならないほど人材争奪戦が熾烈。それだけに早期サービス開始による知名度向上は急務だ。

日本、海外と拠点が広がり、急激に社員が増え続ける中で、課題となるのが「グリー文化」の浸透だ。「社員が100人なら顔と名前がわかるだろうが、各個人のつながりが薄くなるにつれて、文化を意図的に伝える作業が必要となる」(中西氏)。加えて、ベンチャーならではのスピード感や風通しのよさを維持するのは容易ではない。

急成長と文化継承を両立し、海外市場の開拓に成功できるのか。それは、ひとえに人材強化策が実を結ぶかどうかに懸かっている。

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(倉沢美左、Ayako Jacobsson(米サンノゼ在住) 撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2011年7月9日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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