ブラックベリー、ついにAndroidの一員に? シェア1%に追い込まれた、かつての覇者

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関係者2人は、独自のAndroid搭載機種を発売することで、ブラックベリーのBES12システムが自社製品だけでなく、ライバルOSを搭載したスマートフォンやタブレットも管理できることをアピールできる、と述べた。

ブラックベリーはおそらく、今秋に発売される可能性が大きいスライド式の次機種にAndroidを搭載するだろうと、関係者2人は述べた。スライド式の機種は、好みでユーザーが使用できるキーボードとタッチスクリーンを組み合わせたものらしい。

ブラックベリーは3月にバルセロナで開催されたモバイルワールドコングレスのステージ上で、スライド式機種を簡単に披露したが、それ以来詳細は伝えられていない。

大型タッチスクリーンとキーボードを持つAndroid機種を作ることで、ブラックベリーはタッチスクリーンが主流となっているAndroid市場におけるニッチをおさえたいと考えている。次機種は、旧来のBlackBerryのキーボード機種を好む人だけでなく、Androidアプリを使用したい人にも魅力的である。

ハードウェアについての難問

関係者2人によると、ブラックベリーはAndroid搭載機種を発売する場合に、BlackBerry10OSで特許を取得した機能の一部が付属させる可能性があるという。

ブラックベリーは、3月、iOS、AndroidやWindowsを搭載する全てのモバイル機種に、特許取得済みのセキュリティ、生産性、およびコミュニケーションツールを提供する計画があることを発表した。

人気アプリBlackBerry Messengerをライバル他社のOS版を作成した会社は、ブラックベリーのハブやその仮想キーボードの予測テキスト機能などを含む、より詳細な独自機能をライバル機種にも提供する予定だと発表した。

チェンCEOは、3月、同社は現在も独自のデバイス事業に取り組んでいると述べた。しかし、その時以来、ブラックベリーは、当該ハードウェアユニットで更なる人員削減を行った。2011年、ピーク時には1万7500人を雇用していたのが、2月には6225人まで削減した同社は、先月、任意の定員数を設けることなく、デバイス部門の更なる削減を行っていると述べた。

(執筆:Euan Rocha、追加リポート:Yasmeen Abutaleb、編集:Amran Abocar、John Pickering)

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