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大阪で「1日1億円超チョコが売れる」催事の正体 阪急うめだ本店「毎日でも来たくなる」仕掛け

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  • 市川 歩美 ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト
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2024年の新企画「チョコレート ミーツ キャラメル〜極めるキャラメル〜」を担当する、フード販売統括部の春日桃花さんは、キャラメルカラーのコスチュームでカタログにも登場する。「最初は恥ずかしさもありましたが、関わってくださったブランドの方々の思いを伝え、お客さまに楽しんでいただきたいですから」と、明るい笑顔だった。

チョコレート文化を作ってきた

有名ブランドにも小さな新ブランドにも、分け隔てなく光を当ててきた。「ここは私の”ホーム”です。阪急で私たちのブランドを好きになった、という人が一番多いんですよ」(カカオハンターズ代表の小方真弓さん)。

「日本で最高のチョコレートイベントです。僕たちが始めて間もない頃から情熱を持って扱っていただきました。今日も日帰りで駆けつけました。恩しかありません」(ミニマルビーントゥーバーチョコレート代表の山下貴嗣さん)

カカオに注目した売り場を、日本で先駆けた功績もある。「華やかなシェフやブランドに目が行きがちですが、カカオの生産者、素材の生産者の存在も、しっかり伝えたい」と、髙見さん。誰でも参加できる無料のセミナーでは、有名シェフもカカオ生産者もチョコを解説、思いを伝える。連日、大盛況だ。

「お客さま、ショコラティエ、ブランドのみなさんあってこそ。売り上げてブランドと百貨店だけがハッピーなだけでなく、お客さま、チョコレートとカカオに関わるみなさんも、誰もがハッピーになるイベントにします」と、髙見さんは話す。「うちの百貨店は、外観がココア色なんですよ。まさに阪急チョコ百貨店開店です」と笑うのは、広報担当の米田進悟さん。

16年イベントを率いるバイヤーの経験と、「楽しさ世界No. 1」を本気で目指す社員たちの熱意が、日本最大級のバレンタインイベントを生み出したのだろう。

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