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再び『ヤバい日本経済』になるかもしれない 10年前と似た楽観ムードが訪れようとしている

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ところがその日の17時25分、山崎さんから届いたメールはこんな風に書かれていた。

「世の中はこんなものだという話なのですが、昨日は、札幌の高校の同級生が「山崎飲もう」と東京にやって来て朝まで(8時頃まで…)痛飲し、私は午後4時台に目覚めました。どれどれとレースの動画を見て、自分の予想が2、3年に一度レベルの大当たりであることを目撃し、馬券を買っていないことに呆然としました。いつも、自分の予想した馬券は買っている。これは一体幾ら儲け損なったのだろうか。同級生は医者なので飲み代はあちら持ちだったのですが、損をしたのか得をしたのか訳がわからない気分でいます。いやはや。それにしても、予想というものは、当たるときには当たるのですね。(山崎元)」

驚愕的中なのに馬券は買わず!でも冷静だった山崎さん

驚愕すべき内容なのに、いつも通りの冷静な筆致であった。ベレヌスにカテドラルという中京記念のワンツーフィニッシュは、たぶん10年以上に及ぶ当欄の連載における、最高の大当たりではないかと思う。少なくとも筆者には、そんな晴れがましい記憶はない。この予想通りに買っていれば、競馬ファン憧れの「帯封」も夢ではなかったはずである。

今だから白状するけど、このときの筆者はオミクロン株に感染して自己隔離中であった。幸いにも軽症だったので、熱もなければ体調も普段と変わりない。家で暇を持て余していたから、土日は朝から競馬漬けであった。競馬新聞さえ買いに出られなかったけど。

そこで中京記念は、「山崎さんが言うベレヌスはないけど、カテドラルはあるな」と思って、1番人気のファルコニアからワイドで流したのが引っ掛かり、この日はお陰さまで浮いた。いや、申し訳ない。これもまた「世の中はこんなもんだ」の典型であろう。

本来であれば、ここで週末(4日)の東京新聞杯かきさらぎ賞を予測することになるのだが、さすがに蛇足の感があるので、それは次回以降に譲ることにしたい。

山崎さん、あなたがいないと寂しいし、とっても困るんだけれども、この連載、オバゼキ先生と一緒に、それから編集F氏と共に行けるところまで行きますよ。たぶん読者のニーズはあると思うので。

今までどうもありがとう。さようなら。

*次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)。

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