有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #最新の週刊東洋経済

専門家に聞く「炎上しない」個人情報の扱い方 情報法制研究所 高木浩光副理事長インタビュー

5分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

これは、日本の個人情報保護法が参考にしているOECD(経済協力開発機構)のプライバシーガイドラインの原則にもはっきりと書かれている。しかし日本ではそうした意識が薄い。

欧州などで問題となっているターゲティング広告も、関連性が問われている。購買履歴に基づいてその店の商品を紹介するのであればいいが、他店の購買履歴に基づいたものは関連性がないからだ。

──個人情報の議論では「本人同意」も問題になります。

個人の評価・決定に使わないのであれば、法律の趣旨からして問題とならない。代表的なものでいえば統計だ。例えば製品開発にデータを使う場合、既存の個人データを統計にして使用するのであれば、本人に関する決定に使うわけではない。だから同意なくデータを2次利用して構わない。

問題となるのは、例えばリクナビ事件。就活生の内定辞退率を本人の同意なしに予測し、採用企業に提供していたことが問題となった事件だが、根本的には関連性のないデータによる評価・決定をしたことが問題だった。ウェブの閲覧履歴は相関関係があったかもしれないが、内定辞退とは直接関係がないからだ。

JR東がSuicaのデータ販売で炎上

──JR東日本がSuica(スイカ)のデータを販売した件も炎上しました。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数