「休日はすべて有給」驚きの社員のモチベアップ法 話題の2代目社長の「人を大切にする経営」哲学

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お金をかけないで社員のモチベーションを上げるにはコツがあります。ゼロは無理ですが、できるだけお金をかけないことは可能です。

社長さんたちはみんなホームランでモチベーションを上げようとするのですが、うちはポテンヒットの積み重ねで得点をあげるようにしています。

例えば、よく驚かれるのが、休みの日はすべて有給にするということ。子どもの参観日や運動会、親戚や友人の結婚式、親の介護をすることだってあるでしょう。そういう場合は有給休暇を取ると思いますが、設定した日数を超えて休んでも有給として扱います。

「お互い様経営」で行こう

設定した日数を超えて休めてラッキーと思うような社員はいませんし、「この間、休ませてもらったから」といってお互いに穴埋めをしてくれます。

そもそも、なぜか日本では有給休暇をとるとき、みんな申し訳なさそうな顔で言ってきますよね。でも、私は何を出されてもすべてウェルカムで答えます。そうやって受け取っていると、休暇届を出すほうも心理的な負担がありません。

先日もある社員が「奥さんがどうしてもパンダが見たい、和歌山県のアドベンチャーワールドに行きたいといっているから休みたい」と恐る恐る言いにきたのですが、私は「いいじゃない、いいじゃない。そんなの堂々と行ってきなよ、楽しんできなよ」と言って送り出しました。

そして、銀婚式の記念旅行ということだったので、お祝いとして20万円を渡しました。ただし、条件があります。「旅行中は仕事の電話はいっさい出ないこと。お祝い金でお土産を買わずに自分たちのためだけに使うこと。この条件が守れるなら行っていいよ!」と。

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