50代になって「家族ごはん」を卒業し、「ひとりごはん」生活となった料理家の本多理恵子さん。
本多さんはやがて、好きなものを食べられる自由さはある反面、ひとりだからこそ、上がらない料理のモチベーションや、自分の分だけを作る難しさに直面します。
しかし、いろいろな葛藤と試行錯誤を繰り返す中で、ひとり分の簡単料理で「無理せず、今の自分にちょうどいいものを食べていこう」という答えが見つかります。
本稿では本多さんの著書『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』から一部を抜粋、編集し、ひとり分では余らせがちな野菜をどう料理していくか、簡単なレシピと工夫をご紹介します。
*外部サイトでは写真をすべて見られない場合があります。その場合は本サイト(東洋経済オンライン)内でご覧ください。
「だから、食べきれないんだってば!」
【心の声】調子に乗って買った野菜がどんどんしなびていきます
→【提案】とりあえず「ゆでる」
→【提案】とりあえず「ゆでる」
野菜室を開けるたびに気持ちが萎えるときがあります。買った野菜がどんどん劣化していくのです。
まるで我が身を見ているような錯覚に襲われ、思わず扉を閉めて、大きなキャベツや白菜を丸ごと買った自分を呪います。
「だから、食べきれないんだってば!」
不思議なもので、旬の野菜をたっぷり食べると健康になる気がします。しかも新鮮な丸ごと野菜は、買わないと損をしている気持ちにすらなります。
しかし、基本がひとりごはんなのに、後先考えず勢いで買ってしまった大物野菜が野菜室でどんどんしなびていくとき、私たちの心も同時にしなびていきます。
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