トヨタ「プリウス」発売1年、求めた姿との乖離 運転したときの強烈な違和感に是非を問いたい
世界初の量産ハイブリッド車(HV)として、世界のHVを先導してきたトヨタ「プリウス」が、2023年1月にフルモデルチェンジして5代目となった。
HVとPHEVの販売状況
プリウスには、3代目から事前に充電しておくことでモーター走行が一定距離可能になるプラグインハイブリッド車(PHV、5代目からはPHEVと変更)が加わり、新型にも設定されている。だが、その発売はHVに遅れて3月からとなり、新型プリウスのHVとPHEVの販売比率は、およそ9:1とトヨタ広報は述べる。
新型プリウスについては、昨年1月が発売月であったため、同月の販売台数は3214台で、19位という販売成績であったと、一般社団法人日本自動車販売協会連合会の乗用車ブランド通称名別順位に記されている。しかし、翌2月には7600台以上を売って10位に躍進し、3月は順位こそ11位に落としたが、販売台数は9861台となって1万台に迫った。そして6月に1万1000台超を達成する。
初代プリウスは、1997年12月に発売された。以後、25年にわたりプリウスはHVの象徴的存在として市場を牽引してきた。車名の意味は、「~に先駆けて」である。新型プリウスも、HV先駆者として販売に底堅さが感じられる。
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