東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

トヨタ「プリウス」発売1年、求めた姿との乖離 運転したときの強烈な違和感に是非を問いたい

9分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES
新型プリウスのプラグインハイブリッドシステム(写真:トヨタ自動車)

PHVあらためPHEVは、モーター駆動による走行距離が延ばされ、電気自動車(EV)と同様の走りをより味わえるようになった。そこは将来的なEVヘの乗り換えなどを視野に新しい感触を味わえる。しかしHVは、基本的に初代から続く乗り味に変わりなく、新鮮味は薄い。先駆けとしての先見性や新鮮味は、もはやHVでは味わいにくい。

これまでのプリウスは、多くの消費者が乗る機会を与えられるHVとして人々に愛されてきたのではないか。だが、新型は、運転する人を選び、量産市販車としての安心と安全をもたらす基準を満たしていないと私は考える。

愛車の本質意味を問いたい

新型プリウス(PHEV)のスタイリング(写真:トヨタ自動車)

愛車を目指したと開発陣は語る。だが、愛車とは、頼れる相棒であり、格好がよければ愛車になるわけではないと言いたい。カローラでもヤリスでも、扱いやすく頼りがいがあれば、愛車になるのだ。そこに格好よさが加われば、愛情は倍増する。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

いくら電子制御で安全性能を高めても、日々利用するクルマとして基本的安心感を覚えられなければ、もはや特殊な車種でしかなく、それは冒頭にも述べたようなスポーツカーやスペシャリティカーといった存在でなら許されることだ。

プリウスの販売は、決して悪いわけではない。しかし、前型のマイナーチェンジ後に示された、幅広い消費者が待ち望んだ存在ではもはやなくなったと思わざるを得ない。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数