
「お金」は世の中を変えるための「燃料」
つんく♂:孫さんのご著書(『冒険の書』)には、「なぜ学校に行かなきゃならないのか?」「なぜ勉強をしなきゃいけないのか?」といった、これまでの常識を問い直すことが書かれています。
孫さんご自身はビジネスでものすごく成功されて、僕なんて足元にも及ばないほどのお金持ちだと勝手に思っています。
なぜ、こういう本を書こうと思ったんでしょうか?
孫:たしかに、僕は普通の人よりも金融資産を持っているといえるでしょうが、僕にとってのお金って、自分のために好きな車や家を買って楽しむものというより、世の中を変えるような、何か新しいものを生み出すために必要な燃料だと思っているんです。
燃料はやっぱり多いほうが、より遠いところへ、より高いところへ行けるので、若いときに燃料をたくさん持ちたいとは思いました。