松本人志氏追い込む文春報道に見えてきた"異変" 長く苦しい裁判闘争のカギを握る「世間の声」

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「悪手」続きでますます不利な状況に

確かに、第1報から松本さんの言動には、世間の人々に疑問を抱かせ、「ガバナンス不全では?」と思わせるところが少なくありませんでした。

とりわけ自身のXにつづったコメントは、そのすべてが悪手。昨年12月28日の「いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜」は、上から目線の上に具体性に欠けて疑惑を深めてしまいましたし、証言者女性の“お礼メール”が報じられた5日の「とうとう出たね。。。」は、証拠としては弱すぎるうえに、「裏で手を回した」という臆測を呼び、8日の「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」は、身勝手に出演を宣言する傲慢さを感じさせてしまいました。

 

(画像:松本人志さんのXより)
(画像:松本人志さんのXより)
(画像:松本人志さんのXより)

また、第1報の直後、所属先の吉本興業が「当該事実は一切なく」などのコメントを発表しましたが、これこそ松本さんにかかわるガバナンスの乱れそのもの。「飲み会」「性的行為」なども一切ないというニュアンスのコメントをさせたのは、会社に恥をかかせたようなものであり、世間の人々にも嘘をついたような印象を与えてしまいました。

さらに、報じられている内容の真偽こそわからないものの、もし勝訴したとしても、「複数の不倫は確実だろう」「大物とは思えないうろたえ方だった」「遊び方がセコイ」などの悪いイメージを払拭することは難しいでしょう。

誰がどう見ても、この手の戦いは『週刊文春』のほうが慣れていますし、多くの情報やノウハウを持っていて、負けづらい方法を選べるし、もし負けても大きなダメージは受けづらいなど、松本さんの不利は否めません。そのうえ、松本さんが第1報から対応を間違え続けたことで、ますます不利な状況になったのは間違いないでしょう。

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