冷凍ブロッコリー「水っぽくならない」超ラク解凍 おいしさ半減「エッジランナウェイ現象」防ぐ技

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冷凍ブロッコリーに別の素材を足した商品も出てきました。2023年9月発売の「ささみブロッコリー」(ニチレイフーズ)は、食べやすい大きさにカットしたささみとブロッコリーをミックス。1袋でタンパク質が20g以上摂れ、健康感も高い商品として注目されています。

ささみブロッコリー
ニチレイフーズのささみブロッコリー(写真:筆者撮影)

基本の解凍法〜電子レンジ〜

冷凍ブロッコリーは栄養価が高く使い勝手もいい食品ですが、解凍すると「水っぽい」「食感がない」などの声がよく聞かれます。

その原因は、ずばり加熱時間が長すぎることにあります。

冷凍ブロッコリーはすでに加熱してあるので、調理時に加熱しすぎると柔らかくなりすぎたり、ベチャッとしたりと、おいしさも逃げてしまうのです。余熱で解凍するくらいの気持ちで、軽い加熱がポイントです。

そうした問題をクリアできるのが、「水+電子レンジ」解凍です。

ブロッコリーは分厚い部分と細い部分が混在した食材で、電子レンジで加熱すると細い部分が集中して過剰に加熱されたり(いわゆる加熱ムラ)、場合によっては焦げたりすることがあります。これは「エッジランナウェイ現象」と呼ばれ、電子レンジのマイクロ波が細い部分へ集中する特性があるために発生する現象です。

エッジランナウェイ現象
「エッジランナウェイ現象」を起こしたブロッコリー(写真:筆者撮影)

この現象を防ぐポイントは

・少量で電子レンジにかけない
・水を加える
・ラップをかけて蒸すように加熱

です。

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