野菜不足解消に一役買ってくれる冷凍野菜。一般的に市販の冷凍野菜は旬の時期に収穫したものを急速凍結しているので、旬と同じおいしさ、栄養価のものが、値段の上下なく1年中食べられます。
冷凍野菜の輸入量「実質1位」
農畜産業振興機構「野菜の輸入動向(2022年12月)」によると、2022年の冷凍野菜の日本での輸入品目の中では、ばれいしょ(ポテト)を除くとブロッコリーがトップ。
冷凍ポテトは、いわゆるフライドポテトとしての商品が多く、さらには炭水化物がメインの食材のため、野菜に含めるかどうかは微妙なところ。そう考えると、ブロッコリーは実質1位といってもいいでしょう。
同年の輸入量もブロッコリーは前年比115.7%(日本冷凍食品協会調べ)と増加しており、日本では非常に人気の高い冷凍野菜です。
日本で販売されている冷凍ブロッコリーの多くは輸入品で、2022年の輸入量1位はエクアドルです(日本冷凍食品協会調べ)。
エクアドルは標高が非常に高いので病害虫の発生が少なく、日照量も抜群。ブロッコリー栽培に非常に適した気候です。収穫後は現地ですぐに急速凍結するため、ブロッコリーそのものの甘さとうまみがしっかりあり、品質も安定しているため、世界的にも高い評価を得ています。
冷凍ブロッコリーの人気の理由に、解凍するだけで食べられ、調理に手間がかからないこと、さらには野菜そのものの甘みやうまみがあり、複雑な調味が不要な点が挙げられます。
ほかの冷凍野菜、例えばごぼうやさといもなどは調理が必要ですが、ブロッコリーは解凍したらマヨネーズをつけるだけ、ドレッシングをかけるだけでおいしく食べられます。
また、お弁当需要が大きい野菜でもあります。最近は冷凍庫から出したら放ったらかしの自然解凍できる冷凍ブロッコリーが増えていて、凍ったままお弁当に入れられるので、さらに手軽になりました(自然解凍と書かれていない商品は必ず一度加熱してください)。
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