「なんとなく」で起業する"ママ社長"に物申す 子どもや家庭を言い訳に使うのは間違い

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C:女性は雇われ社長が向いていると思う。自分で大金はたいてリスク背負うことはなかなかできないけど、ある程度守られながら自由にできるとなると、力を発揮できる人が多いような気がする。

夫を説得できないようでは厳しい

――起業したい人へアドバイスを。

B:ダイエットとビジネスと恋愛は似ているので、努力なしにすぐ結果が出るという話は疑いましょう。

C:アフターフォローのない資格系の団体は気をつけたほうがいい。よく「資格取ったほうがいいですよね」と相談を受けるけど、転職市場では資格より実務経験優先。資格より行動を。

A:ママって履歴書に書けることは少ないかもしれないけど、行間にある強みがあるというのかな。自分の経験を棚卸ししてみるといい。使えるものがあるはずだから。

B:働く女性が増えると、子どもがかわいそうという話がよく出てくるよね。

A:3歳児神話を持ち出す人もいる。そんなことに一喜一憂しないことですよ。あなたが養ってくれるというなら話は別だけど、身勝手な人には“何様?”と言いたいよね。

――女性にとって、どんな夫を持つかは重要なポイントです。

C:夫が反対するから仕事をしないで専業主婦を続けますという女性がいるけど、社会との接点を持ちたいという妻を応援すればいいのにと思います。逆に、妻がギラギラしていて中身のない起業プランを持っている場合は止めてほしい。

B:自分がやりたいことをやるなら、夫に対してもプレゼンしなきゃ。そして理解を得る努力をしないと。

C:そこを説得できないと、社会に出ても難しい。あとは、仕事を抱えすぎてバーンと爆発しちゃうと、やる気がなくなったり、簡単に仕事をやめたりする人もいるので、爆発しないようコントロールできるといい。

B:ひとりになる時間を持つのも大切では。私は帰宅の前にドトールに寄ったりします。

A:ニュートラルな状態を保つコツは人それぞれだから、見つけておくといいよね。

――すべての働く人に言えることですね。ありがとうございました。

高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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