野原工芸で最初に購入した木軸ペン。2015年の旧型モデルで、旧型用の固定式口金(現在は廃番)をつけて使っている。大きな特徴としては、新型と比べて先端のパイプが太いこと。パイプを固定させているので先端のグラつきや内部振動が軽減され、安定した書き心地を楽しめる。ゴールドの重厚感がいい。
ケヤキは堅牢で割れにくく、ガシガシ使えるうえに、数年で劇的に変化する面白さもある。最初は明るく白っぽかった木軸が、8年たった今ではコクのある茶色に変化し、いい感じに貫禄が出てきた。一番思い入れがあり、とても気に入っている一本。
激レア木材で作られた家宝級の高級ペン
木工家の永田篤史さんが営む工房 楔(せつ)には、木軸ペンの最高峰ともいわれ、趣向を凝らした作品がそろっている。
材への妥協は一切なく、面白いものや珍しいものという基準で選出した材の一番いいところだけを使って仕上げる。完成した木軸ペンの研ぎ澄まされた美しさは、芸術品そのもの。筆記具以外の文具や小物のラインナップも豊富だ。
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