渋谷・原宿で「メタバース」が盛り上がったワケ 音楽フェスのような熱気が、そこにはあった

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渋谷エリアは開業したばかりのShibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)、SHIBUYA109やその周囲にある飲食店。原宿エリアは竹下通りや明治通り、キャットストリート近くの施設が会場となった(画像:公式サイトより)

そんなバーチャルとリアルを融合するイベントが渋谷、原宿エリアで開催される。期待半分、不安半分な気持ちを抱きながら「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」会場に向かったが、入場する前から不安は杞憂だったと気がついた。

メタバースユーザーを現実の街に召喚

渋谷再開発・渋谷駅桜丘口地区に建てられたShibuya Sakura Stage(右)。JR渋谷駅(左下側)数分、建築中の新改札口からは約30mという立地を誇る(筆者撮影)

11月末にオープンしたShibuya Sakura Stageの3階イベントスペース「BLOOM GATE」は多くの人で賑わい、動くVTuberロボットと話したり、VRChatキャラクターのコスプレイヤーが賑やかしていたりと、誰もが思い思いに展示されていた数々のコンテンツを楽しんでいた。雰囲気はまるで大規模な音楽フェスといったところだろうか。

スクリーンに映しだされたメタバース内のアバターと一緒にパラパラを踊る参加者(筆者撮影)

参加者の傾向としては、男性8:女性2といったところだろうか。新興のインターネットカルチャーはだいたいこれくらいの比率から始まることが多いので、違和感はない。年齢層で見ると、20~30代が多いと感じる。現実で会うのは初めてというグループも多いようだが、普段からメタバース内で話しているのだろう。すぐに打ち解けている人々も多かった。

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