ハレクラニ沖縄、「開業のプロ」が明かす誕生秘話 冬でも稼働率は8割「人で差別化できるホテル」

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――外資系を渡り歩いて、三井不動産のハレクラ二沖縄の総支配人に就任しました。

新卒でプリンスホテルに入社し、パークハイアット東京、グランドハイアット東京、マンダリンオリエンタル東京、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・リッツ・カールトン沖縄を経て、ハレクラ二沖縄の総支配人に就任した。

マンダリンオリエンタル東京とザ・リッツ・カールトン東京の不動産オーナーは三井不動産だった。私は三井不動産に対して行われる月次報告会に営業担当として出席していた。

このホテルは私の集大成だと思っている

よしえ・じゅん/1983年上智大学卒業、プリンスホテル入社、その後、パークハイアット東京やマンダリンオリエンタル東京などで営業畑を歩む。2011年にザ・リッツ・カールトン沖縄の総支配人に就任、2017年からハレクラニ沖縄の総支配人に就任。業界では「開業のプロ」と呼ばれている(写真:ハレクラニ沖縄)

営業畑なのでいろいろな方と仕事をしてきたが、三井不動産のマンダリンオリエンタル東京の担当者は紳士的でいい人だった。

たまたま担当の人がよい人なのかな、と思ったが、次のザ・リッツ・カールトン東京の担当者もまたよい人だった。「人の三井」と言われるように、(取引先を含めて)人を大事にする会社だと思った。

通常、ホテルのオーナーとオペレーターの関係性は、オーナーが指示を与え、オペレーターが従うというもの。だが三井不動産はわれわれのことを尊重し、われわれも三井不動産をリスペクトしており、対話が成り立っている。三井不動産は世界中で最もよいオーナーだと思う。

将来、三井不動産の事業に関われたらいいなと思っていた。ザ・リッツ・カールトン沖縄で働いていたときに、すぐ近くに三井不動産の直営ホテルができると聞いた。これは運命的な出会いだと感じ、総支配人に就任した。このホテルは私の集大成だと思っている。

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