ハレクラニ沖縄、「開業のプロ」が明かす誕生秘話 冬でも稼働率は8割「人で差別化できるホテル」

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宿泊客はカップルやファミリー層などさまざま。東京や京都と比べるとインバウンド客はまだ少なく1割台となっている。

今までは沖縄との直行便がある香港、台湾、韓国などが中心だったが、今年は欧米の宿泊客も増えている。東京から京都・大阪を旅行して帰国する「ゴールデンルート」が訪日旅行の主体だったが、沖縄にも来てくれるようになっているのだろう。

294平米と広々としたスイートは客室からオーシャンビューを望めるほか、プライベートプールなども兼ね備えている(写真:ハレクラニ沖縄)

――沖縄はハワイなどの代替観光地として注目を集めています。

確かに沖縄とハワイは似ているところがたくさんある。独立した島で独自の魅力的な文化がある。しかし常夏のハワイと比べると、沖縄は四季があり海には半年しか入れない。冬場でもお客様が来ているのは、文化や自然などを魅力に感じてくれているからだと思う。

沖縄はすごいポテンシャルがある

沖縄は観光地として、すごいポテンシャルがあると思っている。国内客にとって沖縄は短時間で来ることができ、パスポートも必要ない。これまでハワイやグアム、バリなどに行っていた人が気軽に来られる。

最近はアジア圏だけではなく、欧米のインバウンドも増えている。まずは彼らに沖縄というディスティネーション(旅行の目的地)を知ってもらっているところだ。

課題は、ラグジュアリー旅行者を受け入れる環境が整っていないことだ。ホテルだけではなく、自治体を含めて2次交通(ホテルや空港から観光地までの交通手段)などを改善していく必要がある。

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