その背景として「脱スーツの流れが加速している」ことが関係しているのでは。というのもスーツ量販店のみならず、ファストファッションまでさまざまなお店でジャケットを扱っていますが、「ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの明確な違い」は値札に書かれていません。
つまり「購入の決め手=価格」でジャケットを選んだとき、「オフィスカジュアル」用のジャケットを、「ビジネスカジュアル」で合わせてしまうリスクがあるのです。とはいえ両者は同義語のように使われるため、両者の定義が曖昧な方もいらっしゃるはず。そこで今回はその違いを明確化いたします。
ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違い
企業から服装研修の依頼を受けるとき、打ち合わせの段階で、人事担当の方から「ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの定義を明確にする」というテーマをいただく機会が増えています。
確かに「スーツ以外のジャケット」という意味では似たように感じる両者ですが、企業によっては、明確に線引きされているもの。内勤メインのオフィスカジュアルに対して、取引先対応のビジネスカジュアル。そして両者の違いを一言で表現したとき、それは「ドレス感の違い」に集約されるのです。
オフィスカジュアルよりもドレス感が強いビジネスカジュアルの着こなしでは、価格で選んだジャケットがカジュアルすぎてしまったとき、安っぽく見みえてしまいます。
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