「日本語通じない若者」どんどん増えてる根深い訳 "意思疎通"を阻む「あいまい言葉」という盲点

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実際に、若者と年配者の間で、かみ合わない状態が生まれがちな「あいまいな言葉」の例を挙げてみましょう。

かみ合わない言葉とは?

【人によって異なる時間の捉え方】
*もうしばらくしたら *あとちょっとだけ *もうすぐ *そろそろ 
*〇時を回ったころ *〇時くらいに 
*朝イチで *午前中いっぱい
*お昼ごろ *ランチタイムが過ぎた時間で *午後イチで
*午後いっぱいまで *夕方までに *終日 *一日中 
*明るいうちに *まだ陽があるうちに *暗くならないうちに
*人けがなくなったころ *夜分に *夜半過ぎに *眠くなる前に
【あいまいな状態・程度・お願い】
*いい感じで *ほどほどで *おおまかで *ゆるゆると
*だましだましで *うちうちで *ないないで
*ちょちょっと *ちゃちゃっと *ちゃかちゃかっと
*気が向いたら *疲れたら
【行為や振る舞いの認識は人それぞれ】
*しゃんとする *しゃきっとする 
*ぐずぐずする *だらだらする *ノロノロする *トロトロする
*ピリッとする *パリッとした恰好をする
【自分と他人の「目分量」は違う】
*ほんの少し *ちょっぴり *ほどほどで
*ギリギリまで *いっぱい *なみなみと
たくさんある曖昧な言葉
会話のズレを引き起こす言葉は驚くほど多い(イラスト:『じつは伝わっていない日本語大図鑑』より)
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